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2007年7月21日土曜日

水戸と言えば偕楽園

 この偕楽園は、徳川15代将軍慶喜の父である徳川斉昭が建造したもので,好文亭は、偕楽園の中心にある。水戸藩に貢献した農民たちを年に何度かこの好文亭に呼んで,ここでもてなしたところである。
 この好文亭は、大地の上に立っており、南の眼下には千波湖という湖が広がる。千波湖から、右に目を移すと筑波山が見える。
 部屋の中は,質素な作りだが,いろいろな作りがしてあり、二階にものを運ぶのに、ロープを利用した手動エレベーターで物を運んだり、2階の部屋には隠れ部屋があり斉昭の警護に当たった。1階から2階に登る階段の傾斜はかなり急で,登るのが大変だ。この急な階段は,敵の侵入を防ぐために急にしたためである。
 好文亭は,有料だがここからの眺めは,なるほど,パノラマの様な展望で投句を見渡せることが出来る。
 観梅の時期だけが偕楽園に多くの人が集まるが、梅を過ぎた春、4月の中頃には,左近の桜の大木が、春の強い風に吹かれて散る様は見事だったり、6月の始めには,古木の藤が奇麗に咲く様は,奇麗な風景である。1年中を通して花は咲いており、広大な敷地をのんびりと歩くのも偕楽園のひとつの楽しみ方である。

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